京都府京丹後市網野町網野788 (網野神社社務所内)
網野神社社殿は、延喜式内社であることから創立は十世紀以前とみられております。元々は三箇所にご鎮座されていたものを享徳元年(1452)九月に現在の社地に合併奉遷されたと伝えられています。長年にわたり、多くの区民の信仰と精神的な支えとして、日々の生活に深く位置づかれ、宮参り、地鎮祭、例祭などの神事が生活に密着し、脈々と神に対する信仰が当神社に寄せる尊崇の念として継承されております。
昭和二年(1927)丹後大震災においては、網野神社拝殿が倒壊をはじめ大被害を蒙り、悲嘆のなか当時の先人方の献身的努力と篤い信仰心に支えられ立派に修復されました。その後も大切に手を加えていただきましたが、平成十九年(2007)、平成の大改修が始まり、平成二十年(2008)三月に本殿が修復され、令和三年(2021)十二月をもって愛宕神社をはじめ、社務所などの関連施設の整備を終えることができました。
今後は、境内建物並びに施設や設備の修繕や整備に充てるため、新たに「網野神社とこわか奉賛金」を設置し、網野神社に崇敬を寄せてくださる皆様の継続的なご浄財による護持に引き継ぐこととなります。「網野神社がいつも若々しく、皆様にご加護くださいますように」との願いを込めて、網野神社とこわか奉賛会として、崇敬を寄せてくださる皆様と共に護持運営に努めて参ります。
皆様の温かいご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。